インストール手順¶
動作確認済みOSでの手順¶
動作確認済み OS の場合は対応する手順を参照してください。
上記以外のOSでの手順¶
pygeonlp は日本語形態素解析に MeCab C++ ライブラリと UTF8 の辞書を利用します。 また、 C++ 実装部分が Boost C++ に依存します。 この2つは必ずインストールする必要があります。
オプションとして、 GDAL を インストールすると、 pygeonlp.api.spatial_filter module を利用することができます。
それぞれの OS に合わせて、以下の順序でインストールしてください。 なお、 Windows には対応していません。
Python 3.6.8 以降と pip をインストール
MeCab C++ ライブラリと IPA 辞書をインストール
Boost C++ ライブラリをインストール (1.76 で動作確認)
pygeonlp を
pip install pygeonlp
でインストール(オプション) GDAL をインストール
インストール後の設定作業¶
pygeonlp のインストールが完了した後、地名解析辞書を データベース に登録する作業を行なう必要があります。
pygeonlp モジュールには基本的な地名解析辞書が付属していますが、 そのままでは地名解析処理には利用できません。 初回実行時に次の処理を実行して、付属の地名解析辞書から データベースを作成してください。
$ python -m pygeonlp.api setup
データベースは データベースディレクトリ に作成されます。 このディレクトリの場所を指定する方法については データベースディレクトリ を、作成されるデータベースの詳細については データベース を 参照してください。
この処理で登録される基本辞書は以下の3種類です。
日本の都道府県 (
geonlp:geoshape-pref
)歴史的行政区域データセットβ版地名辞書 (
geonlp:geoshape-city
)日本の鉄道駅(2019年) (
geonlp:ksj-station-N02-2019
)
ディレクトリが見つからない場合
環境によって、付属の地名解析辞書が見つからず、「地名解析辞書が インストールされたディレクトリが見つかりません。」というエラーが 発生する場合があります。
その場合は以下の手順でディレクトリを見つけ、
setup
のパラメータで指定してください。
pip uninstall を実行してパッケージに含まれるファイルリストを確認します。
Proceed (y/n)?
には n と答えてください。% pip uninstall pygeonlp Uninstalling pygeonlp-1.0.0: Would remove: ... /opt/homebrew/pygeonlp_basedata/geoshape-pref.csv ... Proceed (y/n)? n
geoshape-pref.csv
などが含まれているディレクトリをメモします。 上の例では/opt/homebrew/pygeonlp_basedata/
です。setup
のパラメータとしてこのディレクトリを指定します。$ python -m pygeonlp.api setup /opt/homebrew/pygeonlp_basedata
住所ジオコーダ用辞書の更新
pygeonlp をバージョンアップすると、住所ジオコーダのバージョンも 自動的に必要なバージョンに更新されます。その場合は 住所ジオコーダー連携 の手順に従って、住所ジオコーダ用辞書も 更新してください。
地名解析辞書の管理¶
インストールされている地名解析辞書の一覧表示や、ウェブから新しい 地名解析辞書をダウンロードしてインストールする手順など、 地名解析辞書の管理方法については、
$ python -m pygeonlp.api -h
を実行して表示されるヘルプを参照してください。
pygeonlp のアンインストール¶
pygeonlp が不要になった場合は以下のコマンドでアンインストールできます。
$ pip uninstall pygeonlp
GDAL も不要な場合にはアンインストールしてください。
$ pip uninstall gdal
データベースの完全削除¶
地名語解析辞書を登録すると、データベースディレクトリにファイルを作成します。 データベースディレクトリがどこに作成されるかは データベースディレクトリ を参照してください。
それ以外の場所は変更しませんので、全てのデータベースを削除したい場合は データベースディレクトリごと消去してください。